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お知らせ

自動車修理・販売業界における好ましくない事例

やっと落ち着いてきましたのでHPを更新してみようと思います。

最近修理などでお預かりしたお客様の車をみて思うことが多々あります。

以前に修理をしたのでしょう…粗悪な手抜き修理や不完全修理による、状態の良くないお車や二次トラブルがとても増えてきていることです。

そしてその様な事例は中古車を買う際にもとても多いので注意が必要です。

近年は非常に粗悪修理車が多いですが、その一例(流通例)を今回はご紹介いたします。

 

先ずは下の写真を見てください。

オートオークションの出品画面です。一部公開禁止ですので隠しております。

スライド3

「R」というのは修復歴があることを表しています。

修復歴車でも金額が安かったのでちゃんと直っていれば「買い」だと思い、現車を下見しました。

Rrの事故という事でRr廻りを重点的にチェック。

 

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するとどうでしょう。修復後どころか全く直っていません。完全に粗悪な手抜き修理です。

普段はバンパーやカバーに隠れて見えない部分ですが骨格となるフレームは激しく損傷したまま、強引にバンパーを付ける為に

無理やりボディーをひっぱたのでしょうかスポット溶接はチギレて鉄板の接合部分が開いて室内から下を見れば地面が見えるほどです。

新しいバンパーを付けて綺麗に見せて「修復した」という事にしてオートオークションに出品されていました。

修復歴車でも安いと思っていましたが、この車をちゃんと修理すれば予算が逆に高くかかる粗悪業者が出品したものだと分かったので

入札をやめました。

ところがいざ入札がはじまると、一般的な修復歴車と変わらない相場の高値で落札され驚きました。

オートオークションは直接現地に行かずとも契約業者ならPCから入札出来るので、現車確認せずに入札をしたのだろうと、落札業者さんは

かわいそうに…などと思っていました。

 

しかし、ほんとに驚いたのはそのオークションがあったほんの数日後の事です。

相場と車種の参考にネットを見ていたら、オークションで落札されていたあ同一車が中古車ネット販売に掲載されていたのです。

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「修理軽度」などと偽って、もちろん(落札価格を知っているので)販売店の利益までしっかり乗せて!

単純に金額だけ見るとかなり安いですが、車の状態を考えると非常に高い買い物になります…

コレを程度良好美車などと偽って中古車雑誌やネットに載せて全国のお客様に販売するのかと驚きです。

スライド2

しかも保障書と査定書まで付けて安心をPRしています。コレを見て一体だれが本当は粗悪車だと思うでしょうか?

査定書は第三者ではなく販売者自身が付けるので、全く信用できないのもよく分かります。

販売業者は地元では創業40近くを謳い信用と安心をアピールし数店舗を構える中古車販売ディーラーでした。

その後、早速に相場よりだいぶ安かったのでネットか雑誌を見た方が購入されたのでしょう…

 

他人事ですが、同じ業界にいる人間として怒りに近いものを覚えました

問題は、

1.自動車の事は専門的で一般の方には分からないことが多い。

2.中古車相場など自動車がらみの事は金額設定などが解りにくい。

これらの要因が、こういった悪徳業者の温床になっています。

物を「売るプロ」と物の事を「十分理解しているプロ」とは違います。

損をしない為にも、十分に信用をおける車屋さん・人に相談に乗ってもらうことをおすすめたします。

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